柚木真里奈の日常( ¨̮ )🌼.*

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アートマネジメントってなんだろう1

2019夏期集中講議アートマネジメント各論

アートマネジメントを実践する時に「見る」「関わる」というのが大事である。

これは別の分野にも応用がきき、展開が可能であるという。今回はその「見る」「関わる」を考えていこうとおもう。

 

関わる」と「見る」は両者独立していながらも、お互い混ざり合いながらモノゴトは進んでいく。
人はひとりで生きてはいけないと思う。あらゆるサービスやSNSでどうしても他者との関わりを断ち切るというのは難しい。
アートや美術館、博物館といった施設も必ず社会と関わる。社会と関わるというも必ず人が存在する。


「見る」とは情報を得ること。

見るは意識的にも無意識的にも行為が成り立つ。見る側がいれば見られる側いる。
自分や他者の目には見えない「幸せ」を可視化する事で改めて日常の振り返りや見つめ直しに繋がる。可視化する事で、日常からその人がどんな人なのかを想像する事もできてしまう。


例えば恋人がいたとする。恋人で共通の課題や時間を共有しているはずであるのに、実はお互いが見ていることや見えていることが違うという場合がある。目には見えないモノを共有する時、必ずズレが生じてしまう。その時にお互いの共通認識を持つ為には可視化は効果的であるのではないかと思う。


実際に、私が参加していたリノベーションスクール@清水というまちづくりにもその狭いエリアの未来像としてまちのイラストがスクール参加者の共通認識に繋がったのを体感した。

 

 

しかし、目に見えるモノだけが全てでは無いと思う。目に見えなくても想像する力が必要。


そこには目に見えないモノを「見る」、見ようとする。よく人は役割や見た目で他者を見てしまっているような気がする。それは見てるようで何も見えてないのと同等ではないのか。

人は誰もが「この人はこうだ」という固定概念からの決めつけやフィルターをかけてしてしまっていると思う。
さらに、役割や見た目に縛られ、目の前の相手を人として見ていないのではないか。

そこからは人と人の関係性を構築する事は難しいと思う。関係性を丁寧に紡ぐ事でお互いの関係性を見つめ直すという作業が大切であると思う。その作業が対話なのかもしれないし、アートなのかもしれない。
また、自身が他者に対しフィルターをかけてしまっている事にまず気づく必要があると思う。何かに気づかせ、考えさせるきっかけをくれるのもアートができる事だと考える。

 

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誰もが幸せな社会

と言った時に、その誰もは誰を指すのか。人によって違うと思う。自分ではない、自分の属していない等といった自分とは全く関わりがない社会や他者を考えた時に排除されてしまう人やコミュニティが必ず存在している気がする。人は無意識の内に人を排除していている。これは誰にも当てはまる事だと思う。

それに気づけるか。

自分には見えていない世界があるのだという事に気づけるか。見えてない世界に対してどれだけ想像する事ができるのか

見えてない世界に対して一側面だけ見て判断してしまう事が私達は多いのではないか。アートを通じて見えてない世界に誘導(気づかせるきっかけ)する事もアートマネジメントの役割にあるのかもしれない。

 

例えばSNSでも見るこができると思う。Twitterの投稿が炎上してしまう理由として考えられるのは、投稿する側見る側それぞれが一側面を切り取って編集(自分なりの解釈)して、その前後にあるモノをよく見ていない事もあるのではないかと思う。

モノゴトの本質とは何か、なぜこれがこうなったのか等と自身との対話や深掘り、今の溢れ出てる情報を疑う力も必要なのかなと思う。

 


アートと色んな人が関わる仕組みを作る事がアーツマネジメントの役割ひとつである。

アートによる表現を通じて人と人が出逢い、自分に出逢う。

人と人の関わりをデザインしていく。

アートのためのマネジメントではない。

アートマネジメントをなぜ実施するのか。

それは、

日々を生きる色んな人が芸術を通して幸せになっていくため

である。

私は日常の人々の幸せのお手伝いをしたいと考える。多くの人が関わり、誰もに開かれているのがアートなのではないのか。そのアートを見る人が関わりやすくなるにはどうしたらいいのか、関わりやすく場をしつらえる為にはどうしたらいいのか。

私はここに優しさが必要だと思う。

どうすれば、見に来た人がこのチラシが取りやすいのか、この場に入りやすい雰囲気とは何か、この場がどんな場なのかひと目で分かりる為にはどうしたらいいか等といった優しさ。気配り。

つまりはアートに出逢う場のしつらえを考えるのもアートマネジメントなのではないかとも思う。

私はまず私に日々幸せとは何か、日々の暮らしの中の豊かさとは何かを問い続ける。目の前の相手が大切にしている事はなんだろうと考えながら対話する事を心がけている。まだまだ不足しているけれど。

 

まだまだ私は学びが不足しているし、見えてない世界がある。日々学び、出会い、感動して、生きている。

 

以上!解散!